10位
福岡市、福岡市医師会、インテグリティ・ヘルスケアが取り組む遠隔診療の取り組みの記事が入りました。福岡はヘルスイノベーションを推進する「福岡100」プロジェクトを掲げていますが、その先陣を切る取り組みです。この取り組みは政府にも注目されており、規制改革推進会議や中医協で取り上げられたほか、この取り組みを推進する鉄佑会/インテグリティ・ヘルスケアの武藤真祐医師は、11月に組織された遠隔診療のガイドライン策定を目的とする厚労省研究班の研究リーダーとなっています。
9位
9位には1月のこのニュースが入りました。医療関連だけではありませんが、3Dプリンタによる治具制作はすでにさまざまなところで実用化されています。患者さんひとりひとりに合わせたものを作ることが可能ですが、制作コストだけでなく流通コストを下げるこうした試みは、今後も広まっていくものと思います。
8位
編集主幹 河田の拙コラムですが、ご覧いただいたようで恐縮です。2017年はWELQ問題に始まり先日のGoogleのアルゴリズム変更に終わるという、Web媒体における医療情報の信頼性をめぐる、歴史的にも大きな動きが見られた年だと思います。2018年は医療機関のWebサイトへの表現規制が本格的に始まり、それにともない製薬会社等のプロモーションコードも一層厳しくなるでしょう。
7位
https://staging.sakura.ne.jp/medit/7th-future-investment-meeting/
今年の医療とICTをめぐる一大トピックですので特に補足することもありませんが、すべてはここから始まったということができると思います。来年前半には具体的な点数の数字も出てくるでしょう。
6位
ブロックチェーンといえば仮想通貨と不可分であるというイメージがついていますが、技術的には分散台帳というべきもので、記録の妥当性、透明性を確保するものです。ゆえに医療情報のバリデーションを行うのに適した技術と言えます。暗号化技術、そしてエストニアで実績のある日本にゆかりのある会社と取り組んでいるこの事業は、実証の結果いかんによっては、日本全体に普及させるべきベストプラクティスを提示することになるでしょう。
5位
https://staging.sakura.ne.jp/medit/mhlw-released-the-new-notice-about-telemedicine/
各方面からご指摘を受けまして文面を訂正させていただいた記事ですが(苦笑)、ニュース自体が大きな話でしたのでランキング入りしています。遠隔診療のツールに関して、多様な手段を認めている点が注目すべきところであり、さきほどご紹介した厚労省の研究班での研究結果や、遠隔死亡診断のガイドラインがより具体的な要件を定めていくことになるでしょう。
4位
3位
4位、3位は厚生労働省の動きということで、まとめてご紹介します。2017年に入りデータヘルス確立の観点から、省全体が音頭をとって進めていく姿勢が明確になりました。ロードマップで示されている通り、2018年はさらに積極的な動きを見せるでしょう。
2位
2位にはこちらのニュースが入りました。日本が今後ヘルスケア分野のイノベーションを起こせるか、効率的な医療介護のエコシステムを構築できるかは、この法律を基礎とした情報の利活用の体制がいかに整うかにかかっています。運用のいかんを左右する省令などはまだ制定されていませんので、2018年はそれらの動向が非常に注目されます。
1位
1位は、編集部としては意外と感じているのですがこの記事でした。2位とは、アクセス数でダブルスコア近くの差がついています。楽天の三木谷会長が関係しているということで、おそらくは医療分野として以外の、経済ニュースとしても捉えられたのではないかと想像しています。光免疫療法に関しては、アメリカでの臨床試験が順調で、11月には国内での臨床試験が近く開始される見込みと報じられました。ICTが関係していない治療技術ですが、この療法がこのままエビデンスを確立し広く普及することになれば、がん治療のパラダイムシフト、革命と表現してもいいような大きな変化をもたらすことでしょう。
いかがでしたでしょうか。2017年、こうしてランキングを発表できるほど、皆さまには記事をご覧いただけて運営できたということで、改めて感謝申し上げます。2018年も皆さまのお役に立つ情報提供を続けてまいります。