バイタルや食事運動記録などアプリで共有、主治医が生活習慣病管理に活用できる「Smart One Health」発表|インテグリティ・ヘルスケア
オンライン診療・服薬指導システムなどを展開するインテグリティ・ヘルスケアは9日、血圧、体重、血糖値などのバイタルだけでなくお薬、食事、運動などの記録も統合的にスマートフォンアプリで患者自身が記録・管理でき、主治医に共有することで生活習慣病管理にも活用できるソリューション「Smart One Health」を発表した。iOS/Android対応のアプリは、すでにそれぞれのアプリストアでダウンロード可能となっている。
それぞれのデータの関係性グラフ・表形式で見える化、オンライン診療アプリとも連携
同社がこの日公開した「Smart One Health」は、自身の健康に関する情報、いわゆるPHR(Personal Health Record)をスマートフォンアプリで記録・管理できるというもの。PHRはバイタルのほかに検査結果や食事・運動記録、ウェアラブル機器から得られる歩数なども含まれ多岐にわたるが、同アプリでは自身で手入力するほかに、対応機器からのデータ連携機能も搭載。すでにテルモの血糖自己測定器など数社のデバイスが対応しており、統合的な管理が可能な仕様となっている。入力されたデータは、それぞれの関係性をグラフ・表形式で見える化し、より効果的な自己管理に貢献できるという。
またオンライン診療や服薬指導、栄養指導等が行える同社の「YaDoc Quick」とも連携。主治医が患者のPHRを把握しながら、適切なタイミングで介入/診療を行えるよう動線を確保した。医療機関向けには別途、患者のPHRデータを患者向けスマートフォンアプリと同様に管理できるクラウドサービスを展開する。利用は患者、医療機関ともに無料で、iOS/Android対応のアプリはすでにそれぞれのアプリストアでダウンロード可能となっているほか、医療機関向けのクラウドサービスも申込みを開始している。
同社では「Smart One Health」について、生活習慣病を中心とする慢性疾患の予防から治療に貢献するサービスとして、医療機関以外の企業や健康保険組合、自治体に対しても展開したいとしている。