UTEC、最大1億円まで投資する自由応募型事業化支援プログラム「UTEC Founders Program」を新設
東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)は、創業前のチームからシードステージのスタートアップまでを対象とする、最大1億円までの支援を行うプログラム「UTEC Founders Program(UFP)」を新設し募集開始したことを発表した。2つのトラックを用意し、創業前、創業直後、シードステージのチーム/企業に対し迅速な資金援助とと多角的な支援を実施する。
創業前も支援対象とするプログラム
UTECは2004年の創業以来、東京大学など国内外のアカデミアと連携し、サイエンスとテクノロジーを強みとするスタートアップにシード/アーリーステージからの支援を行ってきた。医療分野でもこれまでペプチドリーム、ナノキャリア、bitbiome、メトセラ、TXP Medicalなどを支援してきた実績を持つ。先日、サイエンス・テクノロジー領域で国内最大規模となる総額300億円超のUTEC5号ファンドを組成し、支援スキームのさらなる拡充を図っている。
「UTEC Founders Program(UFP)」は、その5号ファンド組成にあたり新たに新設された支援プログラムで、2つのトラックから構成。「Equity Track(エクイティ トラック)」ではシードステージのスタートアップに対し最大1億円の投資、「Grant Track(グラント トラック)」では創業直後のスタートアップや創業前のチームに対し、最長1年間の事業化支援と最大1000万円の事業化支援資金(返済不要の補助金)の提供を行う。また「Grant Track」ではプログラム終了後、引き続き「Equity Program」又は通常のUTECの投資検討も可能だという。いずれも資金調達にかかる時間を極力減らし、事業立ち上げに専念できるよう迅速に意思決定し、採択後にはメンタリング、勉強会、ネットワーキング等の多角的な支援もあわせて提供する。
両プログラムへの応募は公式サイトから可能で、「Equity Track」に関してはすでに受付開始。「Grant Track」は6月15日から受付開始となる予定だ。