Ubie、全国の病院・クリニックを対象に「ホームページAI相談窓口」の無償提供開始 新型コロナ「第6波」対応
AIを活用した事前問診システムの提供などを行うUbie（東京都）は、現在猛威を振るう新型コロナウイルスの「第6波」で厳しい環境に置かれている全国の医療機関を支援するため、無償で同社のシステムを提供すると発表した。申し込みをwebフォームで受け付けている。
事前問診で来院前に状況確認、院内の感染対策を支援
Ubieは診察前の問診を電子化したうえで、入力情報をもとにAIで解析し、症状に応じて適切に設問をエスカレーションして医療機関側に伝えるシステム「ユビーAI問診」や、同様のシステムを一般向けに応用した「ユビ―AI受診相談」などを展開している。本来は院内で有人で行なっていた作業の効率化を目的とするシステムだが、コロナ禍においては感染疑い者を問診により適切に抽出し、来院時に医療機関が適切な感染対策を実施するためのツールとしても評価されている。また感染拡大時に電話相談窓口がひっ迫した際、代わりに医療へのアクセスを担保できるツールとしても評価が高く、先日より東京都医師会と共同で、問診後に症状により都内の発熱外来を案内するカスタマイズ機能を提供している（既報）。今回は、希望する医療機関のホームページに同社提供のAI問診システムへと遷移するリンクバナーを無償提供。受診希望者の状況を来院前に把握できるようにし、もし感染疑い者出会った場合、導線を分けるなどの対策が事前に行えるようにする。導入の相談をwebフォームで受け付けている。