アルムが国内外の投資家から総額約56億円の資金調達 新型コロナ関連のソリューション強化へ

 医療ICTソリューションを展開するアルムが、第三者割当増資で国内外の投資家から総額約56億円の資金調達を実施したと発表した。調達資金を活用し、新型コロナウイルス感染症関連のソリューション開発も強化していくという。

SOMPOホールディングス、エーザイなどから資金調達

 今回同社の第三者割当増資に応じたのは、SOMPOホールディングス、三井物産、エーザイ、ロイヤル フィリップス、CYBERDYNE、みずほキャピタル、ミクシィ、キャピタルメディカ、Bonds Investment Groupなど14社と個人株主。同社は従前より医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」、地域包括ケア推進ソリューション「Team」、救命・健康サポートアプリ「MySOS」を中心としたソリューションを国内外23カ国に提供しているが、今回の調達資金を活用し、新型コロナ関連を含めた研究開発を強化する。

 具体的には、「Team」および「MySOS」を連携させた自宅・宿泊施設療養者向けモニタリングシステムの開発・提供、「Join」のネットワークを活用した治験サポートサービスの強化ならびに手術映像等を院外配信するストリーミングサービスを活用した教育・医療サポートサービスの研究開発を進める。さらには、医療データを活用した新型保険商品の開発などの新たな収益構造構築も目指すという。