Appleがヘルスケア・スタートアップ企業の買収戦略を続行していることが明らかになった。昨年の時点で、喘息治療に寄与するモニタリングデバイスを開発中だったスタートアップ企業「Tueo Health」を買収したと米国で報道されている。
買収したのは喘息モニタリングデバイスの開発企業
TUEO HEALTHのプロモーションビデオ(現在は会社のWebサイト等は削除されている)
Appleが2018年後半の時点で買収したとみられているのは、喘息のモニタリングデバイスを開発中だった「TUEO HEALTH」。ベッドの下、あるいはベッドサイドに配置するセンサーデバイスの研究開発を行なっていたとされている。現在会社のWebサイト、SNSアカウントは削除され、創業者であったBronwyn Harris氏のLinked InのページではApple所属と明記されている。
Appleはこれまで2社のヘルスケア・スタートアップを買収してきたことが知られる。2016年には医療データ管理プラットフォームを開発していたGliimpseを買収し吸収、HealthKitやCareKitの技術基盤を強化したとされ、2017年は睡眠モニタリングデバイスを販売するBedditを買収、こちらは企業を存続させたまま、同社製品をAppleStoreのラインアップに加えた。
今回のTUEO HEALTHに関しては買収まで製品を上市していなかったことから吸収合併し、今後Appleの事業として研究開発を進めるとみられる。