アップルが新型コロナウイルス対策の一環として、ユーザから得られた「経路検索」のデータを公開した。日本に関するものも含まれ、今後毎日更新されるという。データはCSVでダウンロードも可能。
純正アプリ「マップ」でのデータを公開
アップルがこのほど公開したのは、iPhoneなどにプリインストールされている純正の「マップ」アプリ内でユーザが検索した内容。つまりGPSデータではなく、Apple IDとも関連付けしていないためプライバシーは保たれているという。世界の主要63都市に関するデータは今月中旬に公開開始されていたが、今週に入り、日本の主要都市、および全都道府県のデータも検索できるようになった。
アップルによると、このデータは2020年1月13日を基準量として比較した経路検索の相対的な量を表示しているとのこと。1月13日以降の相対量が増加しているが、Appleマップの例年の季節ごとの使用量と一致しているという。またマップアプリにはユーザに関する人口統計情報がないため、人口全体に対するマップアプリの使用率についても分からないとしている。