アップルが最新デバイス向けOSリリース、スマホで服薬管理が可能に

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 今年6月の開発者向け会議で予告していた、最新デバイス向けの各OSが正式にリリースされた。予告時に発表された機能の一部は日本では未対応のものもあるので、実際の画面とともに紹介したい。

「服薬」アプリを新設 「ヘルスケア」アプリで服薬時間も設定可能

 

 日本でも使用できる新機能の中で、もっとも大きなものは「服薬」アプリの新設だろう。iPhone向け最新OS「iOS 16」の「ヘルスケア」アプリで薬と服薬時間を登録、Apple Watch向け最新OS「watchOS 9」では連携して服薬時間にあわせリマインド機能が実装された。ただ、発表当時プレゼンテーションされた「カメラでスキャンして簡単に登録できる」機能は、日本向けには実装されていない。少し手間になるが、薬名、薬効成分の量、剤形、色、服薬量と時間などを逐次入力するかたちとなっている。

「睡眠ステージ」を記録、表示

 また、最新のwatchOS 9では睡眠記録に加え「睡眠ステージ」の記録ができるようになった。いわゆる「レム睡眠」「ノンレム睡眠」の区分けではなく、加速度センサーと心拍数センサーからの信号を解析し「レム睡眠」「コア睡眠」「深い睡眠」の3つに区分けする。iPhoneの「ヘルスケア」アプリで他の指標ともに確認できる。

 なお6月の発表に含まれていた「心房細動履歴の保存」については、日本では未対応となっている。

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