物流会社による3Dプリンタ活用の受託製造参入相次ぐ ヤマトは医療関連から

 

(今回の発表とは関係のないイメージです)

ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発株式会社は、2017年1月27日、基幹ターミナルである羽田クロノゲートに「3Dプリントセンター」を開設し、国内初の「3Dプリント・配送サービス」を2月1日に開始すると発表した。

ヤマトは治療用装具、医学模型を皮切りに

リリースより

ヤマトシステム開発が開始するこのサービスは、まず義肢装具などの治療用装具、医学模型の製造受注から始めるという。製造の元となる3Dデータを所有している場合はそのまま送付すればよいが、データがなくてもヤマトシステム開発が「型」を回収しデータを作成する。そのままヤマト側で3Dプリンタ出力し造形、発注者に送付する(指定の別の場所へ送付することも可能)。従来の工程を大幅に短縮し3−4日での納品が可能だとしている。

日通は有名サービサーと提携

日本通運も同日の2017年1月27日、「rinkak」などの3D受注制作サービスや関連サービス開発で知られる株式会社カブクとの提携を発表した。カブクはすでに3Dプリンターを所有する製造業者向けのクラウド受注サービスを展開し、その顧客は33カ国に及ぶ。このサービスにおける物流を一括して提供する。