CureAppの減酒治療補助アプリ、薬事承認へ 薬事審議会が了承

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 CureAppが新たに開発しているアルコール依存症に対する治療補助アプリが、2月6日に開催された薬事・食品衛生審議会プログラム医療機器調査会(非公開)で薬事承認を了承されたことが分かった。同社が発表した。アルコール依存症における治療補助アプリの薬事承認了承は日本初とみられる。

CureApp 3つ目の治療用アプリ、上市へ

 同社が薬事申請していたのは「CureApp AUD 飲酒量低減アプリ」。アルコール依存症の早期治療実現のため、身体的、精神的、社会的問題が重篤な状態に至っていない患者を対象とした心理社会的治療を補助するものとなっている。2023年2月から臨床試験を実施し、2024年4月に主要評価項目である「登録時点から登録後12週時点までの多量飲酒日数の変化量」で、対照群と比べ有意な改善が認められたとしていた(論文)

 同社は、この治療アプリの導入により専門医療機関だけでなく非専門医療機関においても、標準的かつ個別的な治療を簡便に提供することが可能となり、多くの医療機関で減酒外来の新設が期待できるとしている。

 

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Posted by medit-tech-admin