キュア・アップ、第一生命等から総額22億円を調達

疾患治療用プログラム医療機器として「治療アプリ®︎」の研究開発を進めるキュア・アップは、2019年7月5日、第一生命保険 、森トラストら4社から総額22億円の資金調達を実施したと発表した。これまでの資金調達額は累積で41.7億円となり、さらなるアプリの新規開発の準備も整ったとしている。

 

さらなる疾患に対する新規開発も

キュア・アップはともに慶應義塾大学医学部出身の医師である佐竹晃太医師、鈴木晋医師が創業したベンチャー。2015年11月にはニコチン依存症の治療に資するプログラムの研究開発を慶應義塾大学医学部呼吸器内科学教室と開始、2016年には臨床試験段階に入った。また2016年10月には、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)治療アプリの臨床研究を、東京大学医学部附属病院消化器内科と開始。前者の禁煙治療プログラム「Cure App 禁煙」は、2017年10月にソフトウェアアプリとしては日本で初めて治験を開始しており、先日その治験結果終了とともに、薬事申請を行なったことを公表した(既報)

同社では今回の資金により、現在進めているこの他の疾患についても研究開発を進めるとしている。