ソニーの電子お薬手帳サービスharmo（ハルモ）は、2018年8月に全国47都道府県にて利用実績が広がったことを発表した。これにあわせ、サービス対応薬局を検索できる機能を追加実装した。
指名情報と調剤情報を暗号化し分離保存
harmoは、ソニーが独自開発した情報分離技術を基礎とする、個人情報に配慮したクラウドシステム。患者氏名などの個人情報はスマホアプリに、調剤された薬剤情報などのデータはクラウドサーバーに各々暗号化のうえ、分離して保存する方式を採用しており、この仕組みで特許を取得している。ICカードによる認証のほか、アプリのみでもサービス利用が可能だ。2017年2月にアプリによるサービスを始め、今月2018年8月に全国47都道府県まで利用実績が広がったという。
これを気に、harumoではWebサイトとアプリ両方に、サービス参加薬局を検索できる機能を追加した。全国942施設（Med IT Tech調べ）が、エリア別にディレクトリ検索できるほか、任意のワードで検索も可能となっている。