医療関係者などにも話題となっていたアニメ『はたらく細胞』が、地上波レギュラー放送終了を祈念して、医療・教育関係者向けに一部素材を無償提供することを発表した。公式Webサイトで素材をダウンロードできる。
授業等での説明機会での活用を想定
講談社の月刊漫画誌『月刊少年シリウス』で2015年より連載されている『はたらく細胞』（清水茜氏作）は、漫画としての娯楽性の高さだけでなく、医学的観点からも正しい描写を行っているとして医療関係者にも注目されていた作品。アニメ化が望まれていたが、2018年7月期にテレビ東京系での放送がスタート、第1回放送分の無料ネット動画の再生数（ニコニコ動画）は100万回を突破した。
この大きな反響のほかに、医療関係者や教育関係者からも、作品を授業やレポートの資料として使用したいという要望が多数上がっていたという。これらの要望・反響に応え、本放送が終了した9月29日、公式Webサイトで教育・医療機関関係者向けに、商用利用禁止等の条件付きで一部画像の無償公開を始めた。公開されているのは作品に登場する各種細胞・細菌などの擬人化されたキャラクター32画像。公式Webサイト内に設置された申し込みページで利用条件に同意すればダウンロードできる。
なお『はたらく細胞』は今回の取り組みの他にも「リアルはたらくプロジェクト」と題し、各団体とのコラボを恒常的に受け付けている。
［外部サイト］TVアニメ『はたらく細胞』公式Webサイト