医療機関の業務効率化、ICT活用を支援する医療ベンチャー「Healthee One」が、診療報酬の請求時に求められる施設基準項目を一元管理できる病院向けクラウドサービスを、初期費用と月額利用料について最大6カ月間を無償で提供すると発表した。2020年6月末までの申し込み分について適用される。
施設基準項目を一元管理できるファイリングクラウドシステムを提供
同社が無償提供するのは「HealtheeOne コンプライアンス」。医療機関が診療報酬を請求する際、必要となる施設基準関連の書類届出書類などを一元管理できるクラウドシステムで、2018年からサービス展開しており、医療法人愛仁会グループなど大手の医療法人にも導入されている。
同社では今回、地域医療体制の維持に貢献するため導入作業をフルサポートし、最短1週間で施設基準管理体制の再構築を実現する。導入後はクラウドシステム上で簡便に文書・情報の収集管理ができ、少人数でも施設基準管理状況をパソコン上で常時見える化できるとしている。今回の取り組みについて、同社代表取締役社長の小柳正和氏は「最前線の医療従事者の皆さんのみならず、バックオフィスで医療機関の経営管理を支える皆さんに対しても私たちがデジタルトランスフォーメーションで貢献することにより、地域医療体制の維持強化に寄与する」と述べている。
今回の取り組みには、2020年6月末日までに申し込めば適用され、初期費用と月額利用料が最大6カ月間無償となる。