医療VRのHoloeyes、ニッセイ・キャピタルより総額1.5億の資金調達

 

2017年6月28日、医療向けのVRコンテンツ開発を手がけるHoloeyesは、ニッセイ・キャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施し、総額1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

 

CTデータをVRコンテンツ化、クラウド上で提供
医療機関での実証実験も実施済

HoloEyesは医用画像解析、VR/AR/MR, 手術支援システム、3Dプリンターによる生体質感臓器造形の技術開発における第一人者とも言える杉本真樹氏(医師、国際医療福祉大学大学院准教授、Mediaccel代表取締役CEO)がCOOを務めるベンチャー。現在いくつかの医療機関で実証実験を行ないながら、患者ごとのCTデータをポリゴンに変換、VR機器にて3D空間の中で自在に閲覧することができるクラウドサービス「Holoeyes VR」の開発を進めている。

リリースより:Holoeyes VRの利用イメージ

 

Holoeysでは、実空間にデータを重ねることで、医療スタッフ間で同じ立体の臓器を共有しながら対話できるとし、「スケッチやメモなどによって指示や記録をしていた時代から、立体的かつ空間的な非言語のコミュニケーション時代への革新を実現するもの」としている。今回の増資により、このHoloEyesVRシステムや事業基盤の構築、人員の拡充を行なう。