KDDIとMICINが協業、オンライン診療サービスを5月下旬から提供開始

 KDDIとオンライン診療サービスなどを展開するMICINが提携を発表し、KDDIのアプリ「auウェルネス」上でオンライン診療サービスを2021年5月下旬より開始すると発表した。予約から診察、決済、処方せん配送までワンストップで可能としており、診療に関する費用以外に1回あたりのシステム利用料を徴収する。

auのヘルスケアアプリの拡張としてサービスイン

 ドコモとメドレーに続いて、キャリアとオンライン診療ベンダーが提携した。KDDIとMICINは今回、KDDIが現在運用しているヘルスケアアプリ「auウェルネス」の拡張サービスとして、オンライン診療サービス「curon for KDDI」を5月下旬より提供開始する。「auウェルネス」からシームレスに立ち上げられ、予約、問診、診察、決済、処方せん配送までワンストップで完結できるという。MICINが現在展開しているオンライン診療サービス「curon(クロン)」に登録されている約5,000の医療機関が「curon for KDDI」にも対応する。

 料金体系については、病院・クリニックからの「診察代金」、処方せん・処方薬の「配送料金」などとあわせ、システムの利用料として診察1回当たり330円(税込)をクレジットカードの自動決済で徴収する。KDDIの独自決済サービス「au PAY」にも6月以降対応予定だという。