サイバネットシステムの大腸内視鏡AIソフトウェア群拡充 がん鑑別と潰瘍性大腸炎の鑑別ソフトウェアを追加

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 サイバネットシステムは、新たに大腸がんの鑑別支援、潰瘍性大腸炎の炎症状態の診断支援を行えるAIソフトウェアの販売を開始すると発表した。いずれも薬事承認を得ており、現在発売している既存のAIソフトウェアに加えシリーズとして活用することで、病変の検出・鑑別から治療方法の選択までの一連の工程をAIで包括的に支援することが可能だとしている。

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大腸がん診断支援AIソフトウェア、感度91.8%

AI が解析結果として出力した病変三分類の信頼度表示例

同社がオリンパスを販売元とし、2月5日より販売開始するのは『EndoBRAIN®-Plus(エンドブレインプラス)』(薬事情報 承認番号:30200BZX00235000)。大腸内視鏡で得られた大腸粘膜の病変の画像をAIで解析し、その病変に対する非腫瘍、腺腫(粘膜内癌を含む)、浸潤癌、それぞれの病理診断予測を信頼度(%)で表示する。AIについては68,082枚の画像を用いて学習モデルを構築しており、性能評価試験の結果によると、感度91.8%、特異度97.3%の精度で病変の検出が可能だという。

潰瘍性大腸炎の炎症状態の診断支援ソフトウェア、感度95%

AI が解析結果として出力した炎症状態の信頼度表示例

 また同時に、潰瘍性大腸炎の炎症状態の診断を支援するソフトウェア『EndoBRAIN®-UC(エンドブレインユーシー)』(薬事情報 承認番号:30200BZX00136000)の販売も開始する。大腸内視鏡で得られた腸管の画像をAIで解析し、潰瘍性大腸炎の炎症の有無の確率を信頼度(%)で表示するソフトウェアで、44,096枚の画像を用い学習モデルを構築している。性能評価試験の結果は感度95%、特異度91%、正診率92%となっている。

一体活用で「病変検出から治療選択まで」AIが支援可能に

 同社では既に発売しているAIソフトウェアとともに活用することで、大腸内視鏡検査における病変の検出・鑑別から治療方法の選択までの一連の工程を、AIによる包括的支援を得られることが可能になったとし、同ソフトウェア群を通じて医師の診断負担軽減を目指しているとしている。

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