ルクソナスの「光超音波イメージング装置」が医療機器承認取得 微小血管可視化技術では国内初

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 Luxonus(神奈川県川崎市)は、同社の「光超音波イメージング装置 LME-01」が2022年9月15日に医療機器製造販売承認(承認番号30400BZX00212000)を取得したと発表した。無被ばく・非造影で微細な血管を3次元で高解像度に可視化できる装置で、同社では光音響原理に基づく医療機器として国内初だとしている。

可視化できなかった血流障害の検出などに有望

 同機器は無被ばくかつ造影剤なしで、これまで画像化が難しかった微細な三次元の血管像(血流情報)を短時間で可視化することが可能な装置。測定の際は体表に近赤外パルスレーザ光を照射し、光音響効果により体内の血管から発生する超音波を、独自技術の半球型超音波センサアレイにより検出、血流の3D 画像を構築する。自動スキャンにより、操作者に依存することなく安定した高精細な画像を取得することが可能だという。非侵襲、無被ばくというだけでなく、簡便な操作性と再現性を持ち、さらに導入に関しては遮蔽工事を必要せず、設置費用も軽減できる。

 これまで検出できなかった、0.2mmといった微小血管の血流状態も可視化できるのが特徴で、同社ではこの装置により様々な部位の血流障害などをより精密に検出できるとしている。現在当社は複数の疾患について医療機関と共同研究を進めており、近い将来の保険適用を目指すとしている。

 

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Posted by medit-tech-admin