九州大学医学部発AIベンチャー、AI特化VCと九州特化VCより1億円の資金調達

AIによる病理画像診断ソフトなどを開発・展開するメドメインは、2018年8月17日、AI特化VCの「DEEPCORE(ディープコア)」と九州特化VC「ドーガン・ベータ」を引受先として、1億円の第三者割当増資により資金調達を実施したと発表した。

九州大学医学部発のAIベンチャー

同社は九州大学医学部出身のメンバーを中心に2018年1月に設立されたベンチャー企業。主力プロダクトのひとつとして、AIによる病理画像診断ソフト「PidPort」の研究開発を九州大学医学部・九州大学病院との連携のもと進めている。サービス提供開始前だが、海外のピッチコンテストで受賞経歴もある。

エストニア・タリンで開催されたピッチイベント「
Latitude59」で優勝(2018年5月) – メドメインのFacebookページより

製品は2018年10月にα版をリリース予定

今回調達した資金は画像診断ソフトのAIアルゴリズムの強化と、人材採用強化のために使用する。特に採用は福岡を拠点に積極的に行うとしている。なお「PidPort」はこの10月にα版をリリース予定で、導入希望の病院も募集している。