経済産業省が「行動変容を促す医療機器プログラムに関する開発ガイドライン2023」を公表した。慢性疾患の予防や重症化防止の手段として、健康の維持向上に資する行動変容を促すアプリ開発を促進するため、各社が開発プロセスを進めるにあたり求められる要素をまとめたもので、実際に上市実績のある企業関係者が策定にかかわっている。
設計・開発段階で踏まえるべきポイントを解説
今回発表されたガイドラインは、行動変容を促すプログラムに特徴的な項目を取り上げ、その項目毎に検討すべきポイントを明らかにし、製品の位置付けを整理するためのものとしている。対象は情報サービス分野から医療機器分野へ新規参入する事業者や、非医療機器分野でのビジネスを考えている事業者となる。策定には上市の実績があるCure AppやMICINの幹部などが関わっており、モジュール開発手法の解説など実践的な内容となっている。