田村憲久厚生労働大臣は17日の会見で、現在時限的措置として適用拡大されているオンライン診療について、恒久化に向け検討を進める考えを表明した。菅義偉首相の指示もあるという。
「首相の指示もあり」
田村厚労相は会見でオンライン診療についての方針を聞かれ、3ヵ月ごとに実施状況を検証しているが、安全性や有効性の担保は検討しなければならないとしつつも、首相の指示もあり今後の恒久化に向け検討を進めると述べた。
オンライン診療に関しては、コロナ禍の対応のため、初診から行っても良いと時限的に制限が緩和されている。厚生労働省がまとめた7月末時点での集計では、オンライン診療に対応すると表明した医療機関は全国で16,000あまり、全医療機関数の約2割弱となっている。