厚生労働省、サイバーセキュリティ対策研修支援ポータルを開設 レベル別に順次オンライン研修実施

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 厚生労働省は8日、医療機関向けに「セキュリティ教育支援ポータルサイト」を開設した。病院へのサイバー攻撃が相次いでいるのを受けたもので、初学者から管理者、経営者向け別に研修動画を準備した。また攻撃を受け被害を受けた際の初動について相談できる窓口も開設している。

レベル別に研修動画を順次公開

 今年に入ってランサムウエアを中心とした医療機関に対するサイバー攻撃が相次いでいるが、今後の被害防止、予防体制確立の支援として厚生労働省がポータルサイトを開設した。

 サイトではサイバーセキュリティに関する習熟度別に「初学者」「管理者」「経営者」の3つのレベルの動画によるオンライン研修を用意する。基本的な内容は共通の研修動画でカバーするほか、初学者向けに関しては12月15日をはじめに、同内容の研修を3回実施する。管理者向けは3本シリーズとし、先頃明らかになった徳島県つるぎ町の町立半田病院の事例を使いながらトレーニングするなど、実践的な内容も含めた。経営者向けでは管理者向け同様、報道された被害事例の解説をベースに、経営者として持っているべき意識と知識について解説する。

外部リンク:医療機関向けセキュリティ教育支援ポータルサイト(厚生労働省委託事業)

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Posted by medit-tech-admin