オンライン診療の適用拡大、恒久化にあたっては「新型コロナ以外も可、映像を原則」に 3大臣合意

(出典)内閣府ホームページ

河野太郎行政改革担当大臣は9日の定例会見で、8日に平井卓也デジタル改革担当大臣、田村憲久厚生労働大臣と3者で会談し、「安全性と信頼性をベースに」オンライン診療の初診からの全面解禁、解禁にあたっては映像を活用したオンライン診療を原則とすること、診療報酬支払基金のワンクラウド化を契機とし、最大限の効率化を行うことについて合意したと明かした。

適応疾患の制限もなし、電話診療は適用外

河野大臣の発表と同じく、田村大臣も同日の閣議後記者会見で合意について報告。解禁にあたっては電話診療は対象外とし、映像によるオンライン診療を原則とすることを述べた。また今後について、詳細をこれからも3大臣で詰めていくと明らかにし「なるべく早くやるが、安全性確保の時間は必要」と見通しを語った。

また診療報酬支払基金の「最大限の効率化」について河野大臣は、「デジタル化に後ろ向きだった支払基金にしっかりとメスを入れていく」と、改革への意欲を高らかに宣言した。