医療従事者らが講師となる医療者向けプログラミングスクール開校、反響多くすでに1次受付終了

 東京の医療機関が、医療従事者らが講師を務める医療者向けのプログラミングスクールを開講すると発表し話題となっている。19日から、6月開始のトライアル開校の受講生を募集したが、大きな反響を得てすでに満員となった。現在は8月の本開校の入学希望者を募集している。

医療法人社団新潮会の「ものづくり医療センター」

 スクールを開校するのは東京の医療法人社団新潮会。従来型の課題ありきの進め方とは違い、このスクールでは学生の「実現したいアイデア」をかたちにするためのテクノロジーを実践を通じて学んでもらい、実際に卒業発表として作り出せるようにする方針だという。したがってカリキュラムはIoT、VR、AI、RPA、LINE BOTなど様々な技術ジャンル、ソフトウェアだけでなくハードウェアの技術もターゲットとし、生徒のアイデアに合わせて可変する。その一方で、入学時に明確なアイデアがない生徒に対しても、技術を知ることでアイデアや気づきが生まれる可能性もあることから、アイデアワークショップを取り入れるなどして創発の手助けをしていくという。講師陣は現役の医療従事者とエンジニアの混成で、臨床や実際のプロダクト、サービス開発に実際に取り組んでいる現場感覚にあふれた講師陣となっている。

 この「ものづくり医療センター」はまず6−8月のトライアル開校の生徒募集を19日から始めたが多くの反響があり、募集開始1日目で満員となり募集を締め切った。現在は8月以降の本開校に向けての入学希望者を募集している。

外部リンク:「ものづくり医療センター」申し込みフォーム