国立国際医療研究センターの「糖尿病リスク予測ツール」が、2018年12月19日、Web上での公開を再開した。厚生労働省の指摘を受け公開停止していたが、問題ないという精査結果が通知されたもようだ。
診断行為ではないと判断
公開されていたリスク予測ツールは、職域多施設研究(J-ECOHスタディ)で収集した3万人の健康診断データに基づき、利用者が入力したデータをAIで解析。3年後の糖尿病発症リスクとともに、同性・同年代の中での相対的な比較がグラフ上に示されるというものだったが、厚生労働省は公開直後に「診断行為にあたる恐れがある」と指摘。国立国際医療研究センターは一時公開を停止していた。
停止中に当局が改めて精査したところ、予測は単に統計データに基づくもので診断行為には当たらないと判断したもようだ。それを受け、同センターはWeb上での公開を再開した。
外部サイト:国立国際医療研究センター 糖尿病リスク予測ツール