中小企業向けの保険に強みを持つエヌエヌ生命が、スタートアップを対象にアクセラレータプログラムを実施する。既存保険契約データを含む同社が持つ情報、ネットワークが利用可能で、場合によってはスタートアップへの出資も視野に入れるという。エントリー締め切りは2019年10月4日まで。
約53万件の既存保険契約情報を活用可能
エヌエヌ生命はオランダ発祥の法人向け保険に強みを持つ保険会社だが、今回スタートアップ企業の持つアイデア、サービス開発スキルのリソースに期待し、共創の機会を設ける。国内最大のスタートアップ・コミュニティを運営するCrewwのウェブサイト内に専用専用ページを開設し、2019年9月24日よりエントリー受付を開始した。
対象とするのは業種不問で国内外すべてのスタートアップ企業。課題は「中小企業のお悩みを解決できるサービス」「保険手続きに関する顧客企業のCX / UXの向上」「保険の見える化」の3つが設定された。エントリー企業はこの課題を解決するサービスの開発にあたって、エヌエヌ生命の顧客基盤、海外も含めたNNグループ全体のネットワーク、約53万件の既存保険契約の情報を活用することが可能。さらに協業が具体的にイメージできるものに関しては、出資も視野に入るという。年内はエントリー企業を2次にわたってセレクションし、年明けから協業検討を開始、2020年5月には最終的に事業化判断を行う。
外部サイト:エヌエヌ生命 ACCELERATOR2019