オリンパスが「Olympus Asia Pacific Innovation Program」を開始 2023年にピッチイベント開催
オリンパスがアクセラレーションプログラム「Olympus Asia Pacific Innovation Program」を開始すると発表した。低侵襲治療や病変の検出・診断・治療に貢献する革新的な技術をもつスタートアップ企業を対象に、対面式やバーチャルでピッチイベントを2回実施する。最優秀賞受賞者には賞金75,000米ドルなどが授与されるとしている。
主に消化器科、呼吸器科、泌尿器科領域のスタートアップを募集
今回同社が開始するプログラムは、非営利団体MedTech Innovator Asia Pacific(メドテック・イノベーター・アジアパシフィック)の協力のもと行うもので、低侵襲治療や病変の検出・診断・治療の分野で同社と連携することを前提とする。2023年5月から9月にかけ対面式やバーチャルでピッチイベントを2回行い、最優秀賞受賞者には、オリンパスによるメンターシッププログラムと賞金75,000米ドルを授与するという。参加基準については以下。
参加基準
特に消化器科、呼吸器科、泌尿器科領域のがんや疾患に対する低侵襲治療や病変の検出・診断・治療における新たな方法の確立に重要な役割を果たすソリューションを開発しているスタートアップ企業。以下は一例。
• スマート内視鏡診断、治療:早期発見や高度な内視鏡治療が可能
• 低侵襲診断、手術、治療における将来の自律性を実現するロボティクス、センシング、モニタリング、ナビゲーション技術
• 術前から術後までの一連の診療プロセスの変革
- 臨床効率化と予測分析のためのAI技術
- 外科的治療における3D、4D画像処理
• 現在の手術や薬物治療に替わる新たなデバイス、ソリューション
• 非侵襲的または低侵襲的な診断、手術、治療を可能にする革新的技術
• 倫理的なAI、デジタル技術
• 次世代自動文書化
• 消化器領域におけるスマート診療と遠隔患者モニタリング