オムロンは22日、医療ビッグデータの統計サービスなどを提供するJMDCと資本業務提携すると発表した。両社はお互いの強みが補完的であるとし、今後ヘルスケア領域における具体的な業務提携を進めていく方針。
「補完性が高く、理念も共有」
発表によると、オムロンは25日に市場外の相対取引で、JMDCの大株主であるノーリツ鋼機の保有株式約1864万株(発行済株式総数の33%)を1118億円で取得する。またJMDCに取締役1人を派遣し、業務提携の推進のための提携推進委員会を設置する。
両社は資本業務提携の理由として「データ」「デジタル領域」に強みを有するJMDCと、「デバイス」「グローバル」に強みを有するオムロンは機能補完性が高く、従前より保険者事業などにおいて協働してきたことをあげており、今後はヘルスデータプラットフォームの強化、予防ソリューションの開発、商材のクロスセルなど具体的な提携を進めるという。