凸版印刷が接種証明や検査結果を電子データ化し一元管理できるアプリ開発、実証実験開始

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 凸版印刷は、新型コロナウイルスワクチンの接種履歴や各種検査結果の情報を一元管理できるアプリ「PASS-CODE™(パスコード)」を開発、2021年8月2日より9月30日まで社内実証を開始したと発表した。接種証明や検査結果は書式、媒体が紙も含めさまざまな形が混在するとみられるだけに、データ化して扱いやすくする仕組みが求められており、行動自粛にとどまらない感染制御の一翼となるか注目される。

接種証明や検査結果をOCRやQRコード化で電子化、扱いやすく

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大により飲食業、観光業、イベント等に大きな制限が生じており、ワクチン接種が進んだ後も経済を回すための施策が求められている。その手段の一つとして国内でも検討されているのが、ワクチン接種証明や陰性の検査結果をなんらかの手段で確認し、広域移動や飲食店、イベント会場への入場を可能とする仕組みだ。凸版印刷は独自開発の「ユニークQRコード」を利用した各種検査の管理アプリを開発し、4月に検査工程デジタル化の実証実験を行い効果を確認しており、この知見を活かして「PASS-CODE™」を開発したという。
 
 同システムは個人向けアプリと事業者向けアプリの2種類からなる。個人向けアプリでは、ワクチン接種記録や抗原検査、PCR検査、抗体検査の記録をOCRやBPO、ユニークQRコードでデジタル化、アプリ内でQRコードとして読み取り可能なデジタルデータに変換して管理可能にする。事業者向けアプリでは、このQRコードを読み取って認証管理ができるようになる仕組みだ。
 
 同社は9月30日まで、小石川本社ビルの職域接種会場でのワクチン接種者を対象に、ワクチン接種履歴の登録、接種済み証明用QRコードの発行、その証明用QRコードを活用したサービス提供(コーヒーなどと交換できるクーポン発行)といった、接種済み証明の二次活用の有用性までを検証する実証実験を開始した。実験で有用性を確認したうえで、2021年12月の本格提供を目指すとしている。

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