米国サンフランシスコに本拠を置く医療ベンチャー「Sensely」が、世界19ヶ国の投資家から1500万ドルの資金調達を実行したと発表した。出資者には日本生命、双日のコーポレートベンチャーキャピタルが含まれている。同社はこれまで、日本を含む世界9ヶ国の企業向けに、アバターと音声・テキストによるコミュニケーションを活用した医療・ヘルスケア向けの健康管理ソリューションを提供している。
楽天生命も活用
Senselyは、米国メイヨークリニックが蓄積した症例及び診断例を取り入れた、アバターによる問診、症状チェック、保険引受、請求管理、薬物管理、遠隔患者モニタリングなどが可能な診断支援ソリューションを企業向けに提供している。顧客企業にはAPIによる技術提供を行なっており、これまで世界9ヶ国の企業にサービスを展開。楽天生命も「AIアドバイザー」でその技術を採用している。今回の資金調達シリーズには世界の投資家が参加したが、その中に双日、日本生命といった日本企業も複数含まれており、日本でもさらなるサービスの展開も想定される。なお出資比率は明らかになっていない。