島津製作所、「採尿しない排尿量計」発売 排尿前後の体重差を測定し尿量算出

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 島津製作所が、排尿前後の体重差から排尿量を算出する排尿量測定システムを発売した。採尿が不要になることで感染リスクの低減につながるとしており、患者用アプリ、主治医用システムとのセットで2024年月までに1500台の販売を見込んでいる。

患者群での実測定値との相関係数は0.911

 同社が1日に発売したのは、排尿量測定システム「Urina(ユリーナ)」。排尿前後の体重差から排尿量を測定するシステムで、通常の尿量測定で行われている採尿が不要となり、感染リスクの低減につながるとしている。またシステムとして排尿時刻や量を自動記録・集計する機能を実装しており、診療上求められる「排尿日誌」の自動作成が可能となっている。なお排尿日誌の記録が算定要件である「排尿ケアチーム(施設要件)」がこのシステムを活用しても、引き続き「排尿自立支援加算」「外来排尿自立指導料」の診療報酬どちらも算定可能だという。

  測定器本体の精度については、健常人7名と入院中の患者10名を対象に行った検証結果が論文化されている。それによると、健常者群では「Urina」で記録した排尿重量と、被検者が手動で測定した排尿重量との相関係数は0.9935だったが、患者群では 0.9117で、最大で±50gの誤差もみられたとしている。システムは排尿量計(管理医療機器クラスⅠ)および医師用端末と患者用端末で構成され、販売価格は1セット70万3000円。同社では2024年3月までに1500台の販売を見込み、その後海外展開を目指す考えだ。

論文リンク:A small pilot study to evaluate the accuracy and feasibility of a novel automated voiding diary device for recording urine output measurements(Neurourol Urodyn)

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