赤ちゃんの体動停止、うつぶせ寝などの危険をスマートフォン端末に知らせるスマートセンサ 日本で取扱い開始
日本企業が、赤ちゃんの体動停止や、うつぶせ寝などの危険な状態を検知し、スマートフォンやタブレット端末に通知を送るスマートセンサの取扱いを開始した。従来の方式と比べ検知の正確性が増し、赤ちゃんにも負担がかからないという。
ボタン電池で稼働する「MonBabyスマートボタン体動センサ」
赤ちゃんの見守りにおけるリスクである「うつ伏せ寝」「体動停止」見逃しのリスクを低減するため、体動センサが各社から発売され、家庭だけでなく保育園などでも利用されている。今回プレシャスケア(横浜市)が取り扱いを開始した「MonBabyスマートボタン体動センサ」は、ボタン電池で稼働し、内部の加速度センサで体動の検出ができるスマートセンサ。従来のマット式とは異なり、赤ちゃんの体の向きやうつぶせ寝も正確に検知し、クリップ式とも違い肌着に挟み込む仕様のため、破損や脱落の心配もないという。本体を赤ちゃんの肌着、お腹の部分に挟み込み、専用アプリをダウンロードし起動すればすぐにモニタリングを開始できる。なおこの製品はクラスIの医療機器として届出を行なっているが、乳幼児突然死症候群 (SIDS)の予防や、睡眠障害 (睡眠時無呼吸等)の病気の評価に用いることはできない。
同社はこのモニタリングデータを保育士が行う「午睡チェック」の負担軽減に役立てられると考えており、赤ちゃんのお昼寝時の体の向きに加え、体動停止時や、うつぶせ寝の際の警告履歴をチェックシートに自動的に記入し印刷するサービスを提供予定だ。