3学会合同で「COVID-19 重症患者状況」を公開 ECMO治療の成績も

 

 日本救急医学会・集中治療医学会・呼吸療法学会の3学会が合同で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者に関する統計情報の公開を開始した。各都道府県での人工呼吸・ECMOの実施数、日本全国のECMO症例の予後転帰データも含まれており、現在日本で重症患者がどのような経過を辿っているのかが俯瞰できるようになっている。

ECMO治療成績も公開

今週に入って公開されたのは「COVID-19 重症患者状況」と名付けられたWebページ。日本救急医学会・集中治療医学会・呼吸療法学会が共同で症例登録を行っているデータベース「CRISIS」の情報を統計情報として掲出している。具体的には、人工呼吸器を装着した患者数、ECMOを装着した患者数を表示しており、ECMOに関しては死亡数も含めて治療成績まで公開している。データは2日ごとの集計が日々更新されており、各都道府県別の統計も閲覧できる。

外部リンク:COVID-19 重症患者状況