ピルのオンライン診療〜配送アプリ「スマルナ」運営会社が資金調達、累積調達額20億円に
婦人科系疾患特化型オンライン診察アプリ「スマルナ」を運営するネクイノは、ジャフコグループが運営する投資事業有限責任組合をリードインベスターとして資金調達を実施したと発表した。昨年も同じ投資家から資金調達しており、累計調達額は20億円となった。これを機に社名変更し事業を加速させる。
婦人科に特化したオンライン診療、ピルの処方アプリ「スマルナ」
同社が運営する「スマルナ」は婦人科・ピルの処方に特化した自由診療のオンライン診療サービス。体調に不安を感じた女性が、アプリを通じて医師のオンライン診療を受け、体調や症状などに適した低中容量ピル、またはアフターピルの処方を受けるというもので、2020年11月現在で累計ダウンロード数が39万を越えているという。昨年、厚生労働省のオンライン診療指針の検討会で適応拡大の方針が話し合われたが、諸外国と比べてピルの入手がしやすい状況とはいえないなか、アプリの利用が広がっている。
同社はこれを機に、昨年も資金調達を受けたジャフコグループ運営の投資事業有限責任組合からさらに資金を調達し、経営基盤を強化。さらに社名を「ネクストイノベーション株式会社」から「株式会社ネクイノ」へと変更し、「スマルナ」にとどまらなず医療に関するDXの事業を強化していくという。