東京医科歯科大と東京工業大学、統合に向けた基本合意書を締結 「コンバージェンス・サイエンスを展開」
東京医科歯科大学と東京工業大学が14日、統合に向けた基本合意書を締結したと発表した。今後、両大学の学長が共同で委員長を務める準備委員会を設立し、2024年度をめどにできるだけ早い時期の統合を目指す。国立大学が統合するのは国内初の事例で、両大学の強みである「医歯学」「理工学」を生かした医工連携の取り組みが期待される。
統合は2024年度をめど
国立専門大学の国内初の統合が実現することになった。14日、両大学は共同で統合に向けた基本合意書を締結したと発表した。発表にあたり両大学は「新大学の目指す姿」として以下の4つを列挙した。
1. 両大学の尖った研究をさらに推進
2. 部局等を超えて連携協働し「コンバージェンス・サイエンス」を展開
3. 総合知に基づき未来を切り拓く高度専門人材を輩出
4. イノベーションを生み出す多様性、包摂性、公平性を持つ文化
今後、統合準備委員会が設立され新大学の名称やガバナンスなどについて協議を行い、2024年度をめどに統合を目指すとしている。