AI問診システムを展開するUbieは、コロナ禍に直面するクリニックを支援するため、「AI問診ユビー for クリニック」の利用料を1年間無償で提供することを決めた。1月8日から2月26日まで新規に契約した医療機関が対象。
無償提供期間中も、ニーズに応え随時アップデート予定
同社が提供するAI問診システム「AI問診ユビー」は、紙の問診票の代わりにタブレットを活用した問診サービス。医療機関で患者がタブレットを使って診察前に問診に答えることにより、診療側の電子カルテへの入力作業が大幅に削減される。全国200以上の医療機関で導入されているという。同社では緊急事態宣言の2度目の発出にともない医療機関への支援のかたちを検討した結果、厚生労働省が疑い症状がある場合はかかりつけの医療機関に電話相談するよう推奨していることから、クリニック向け製品を1年間無償提供することに決めた。
同社では無償提供期間中でも、経過観察機能など速やかに検討し開発を進め、現場ニーズに応え随時アップデートする予定だという。無償提供の対象は、2020年1月8日から2月26日までに新規契約した医療機関。タブレット購入費、電子カルテ連携費、通信費等の実費は医療機関の負担となる。