ベトナム国内1000ヵ所の診療所と都市部の中核病院30ヵ所を相互に遠隔診療システムで結ぶ大規模なネットワークが完成した。25日、保健省で開設記念の式典が行われ、出席したグエン・スアン・フック首相は、今後接続施設を14,000施設まで拡大すると意欲を示した。
1,000施設、5,000人の医療従事者を中核病院からオンラインで支援
今回稼働を開始したのは「テレヘルス」とベトナム政府が呼称するシステムで、ハノイとホーチミン市の30近くの中央病院、市立病院と地域の診療所1,000施設をオンライン診療システムで接続するもの。ラオスとカンボジアの病院もネットワークに参加しており、すでに東南アジアにおける最大規模の国際遠隔診療支援ネットワークとなっている。
25日に開催された記念式典には、グエン・スアン・フック首相も出席。スピーチでは「テレヘルス」は新型コロナへの戦いにおいて大きな進歩だと意義を強調し、今後参加施設を全国14,000施設へと拡大させるとともに、海外施設との連携をさらに進めていくと意欲を示した。