キュア・アップ、3.8億円の第三者割当増資を実施 「治療アプリ」開発を加速

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2017年2月6日、疾患治療用プログラム医療機器として「治療アプリ」の研究開発から製造販売を事業とするキュア・アップは、Beyond Next Ventures、慶應イノベーション・イニシアティブ、SBIインベストメントを引受先とする総額3.8億円の第三者割当増資を実施したと発表した。これは2015年に実施したBeyond Next Venturesに対する合計1億円の第三者割当増資に続くもの。

 

ニコチン依存症、NASHの治療用アプリ開発を加速

キュア・アップはともに慶應義塾大学医学部出身の医師である佐竹晃太医師、鈴木晋医師が創業したベンチャーで、日本ではこれまでほぼ見られないソフトウェア単体の医療機器の研究開発、販売を目指している。2015年11月にはニコチン依存症の治療に資するプログラムの研究開発を慶應義塾大学医学部呼吸器内科学教室と開始、2016年には臨床試験段階に入っている。また2016年10月には、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)治療アプリの臨床研究を、東京大学医学部附属病院消化器内科と開始した。

今回の増資について、キュア・アップは「日本社会における医療・介護へのICTやAIなどの利活用に対する議論が進展する中、国家が目指している将来像と弊社の事業との親和性が評価された」とし、今後も本資金により研究開発をさらに推進するとしている。

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