「Team」と「ID-Link」が連携開始 地域における医療介護の双方向情報連携が実現

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 2020年1月9日、アルムは同社が提供する地域包括ケアシステム推進ソリューション「Team」と、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」が連携し、地域内における医療と介護の双方向での情報連携を実現したと発表した。具体的には、新潟県魚沼医療圏内の3市2町の広域範囲に散在する医療介護に関わる多施設に両ソフトを導入し、情報連携させることとしており、すでに稼働している。

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新潟県魚沼医療圏内の150超の施設間ですでに稼働

 これまで医療介護関連の情報システムは、一部をのぞいて医療機関どうし、介護施設どうし、薬局チェーン内など業種、業界内の中での共有に止まることが多く、同一患者、利用者に関わる職種職種すべてが同じ情報を見ることは極めて難しい状態にあった。アルムが提供する「Team」は、主に介護施設や看護師などが患者のケアに関する情報を共有するソリューションだが、今回医療機関どうしの情報連携に実績を重ねてきている「ID-Link」(エスイーシーが開発提供、販売はNEC)と連携、新潟県内の二次医療圏である「魚沼医療圏」それぞれのシステム内にあるデータを相互に参照できるようにしたという。

 具体的には、魚沼医療圏内3市2町に立地する11病院を中心として、150を超える診療所・薬局・介護施設・行政機関・消防本部・検査会社に両ソフトウェアを導入。介護・看護記録、処方・調剤・検査データが相互に閲覧できるようにした。地域内の多施設において、これほどの規模でデータを供覧できる環境は日本初とみられる。今回の取り組みに関わった魚沼地域医療連携ネットワーク協議会理事長の内山聖氏は「高齢化が加速し、慢性的に医療資源が不足している新潟県魚沼医療圏では、医療資源の効率的な配分のため、病院と診療所間の『医療の連携』を進めてきていたものの、『医療と介護の連携』に関しては十分ではない状況にあった。『ID-Link』と『Team』の両システムによる医療から介護、介護から医療へのスムーズな連携体制は、今後、魚沼医療圏における住民の暮らしを支える大きな力になるものと確信している」と述べた。

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