アステラス、米iota社と体内埋込型医療機器を活用する前臨床試験実施へ

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アステラス製薬が米ベンチャーiota社と、同社が開発を進めている極小の体内埋め込み型医療機器を用いた共同研究研究開発に臨むと発表した。新たな生体センシングおよび治療手段の開発を目指す。アンメットメディカルニーズの高い複数の疾患を対象として、前臨床試験を実施するとしている。

「数ミリ以下」「超音波で電源供給と通信が可能な」埋込型医療機器を開発中

iota社が同社Webサイトで提示している開発中デバイスのイメージ
iota社が同社Webサイトで提示している開発中デバイスのイメージ

アステラス製薬が米ベンチャーと手を組み、体内の生体センシング技術を活用した新たな治療法の探索に乗り出す。今回パートナーとなる米iota社は、これまでのナノデバイスの課題であったバッテリーやケーブル搭載を不要とする独自の技術を持っており、大きさが数ミリ以下と極めて小さいにもかかわらず、超音波による電力供給および無線通信が可能な埋め込み型医療機器を開発している。組織や臓器の状態を診断する生体センシングや、神経や筋肉への電気刺激による治療への応用が期待されるという。

今後両社は共同で複数の疾患を対象として、埋め込み型医療機器の詳細な仕様を検討し前臨床試験を実施する。

 

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