「COCOA」からの新型コロナ陽性登録数、2月2日時点で累計1万件突破

 厚生労働省が提供している新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」経由の陽性者登録件数が、累計1万件を突破したことが明らかになった。厚生労働省の同アプリについての情報提供ページで2月2日時点の登録数が公開されている。

累計ダウンロード数は約2,460万件

 同アプリはApple、Googleが提供するAPIを利用し、iOS、Android端末向けに提供しているもので、陽性者と一定時間以上近接した場合に通知するアプリ。ダウンロード数同様、陽性登録数の多さが効力を発揮するための大きな要素となっている。陽性登録数は昨年12月25日までは5297件と伸び悩んでいたが、年末年始の感染拡大に呼応するように登録数が急激に伸び、2月2日時点でで10,015件となった。約1ヵ月強で2倍近くに伸びたことになる。

 なおアプリの動作に関してユーザーなどから幾度か疑問の声が上がっているが、iPhoneで端末変更などの際、バックアップデータをiOS14.0又はiOS14.1搭載端末に復元した場合、接触確認アプリの機能が無効になる不具合がAppleより報告されている。またAndroid版アプリに関しても先日、昨年9月末以降、接触の検知および通知がなされていなかったことが分かり、現在アプリの改修を進めているという。Android版に関しては、DeNAが特設サイトで動作確認チェッカーを提供している。