CureApp、国立病院機構久里浜医療センターと減酒支援アプリの共同研究開始

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2020年6年11日、CureAppは多量飲酒者に対し減酒を支援するアプリを開発し、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターと共同研究を開始すると発表した。同社としては禁煙、生活習慣病治療に続く第三の柱にする考えで、まずは8週間、アプリを活用した治療で効果が上がるかを検証する。

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15名を対象に8週間、国立病院機構久里浜医療センターで臨床研究

アプリを活用する保険診療の研究開発を行うCureAppが新分野へ乗り出す。日本で初めてアルコール依存症専門病棟を設立して以後、日本の依存症治療を牽引しWHO (世界保健機関)から日本で唯一のアルコール関連問題の研究・研修協力施設として指定されている国立病院機構久里浜医療センターの専門医と、アルコール依存症治療に貢献しうるアプリの臨床研究を行うことを発表した。

今回は禁煙治療アプリなどで得た地検などを元に、飲酒者に対するスマートフォンアプリを併用したオンライン減酒カウンセリングプログラムを開発。1日平均純アルコール摂取量が60gを超える多量飲酒者(男性60g+/日、女性40g+/日の純アルコール摂取)へ心理的な支援を行う。認知行動療法の考え方をベースとし、アプリを通し自身の飲酒を振り返り、多量飲酒に結びつく状況や感情、考えに気づき、飲酒欲求への対処スキルを獲得することで、不適切な飲酒習慣の修正を支援する。

臨床研究では同センターの松下幸生副院長、真栄里仁教育情報部長、湯本洋介医師(精神科)、伊藤満心理士が共同研究者としてかかわり、2020年6月から15名を対象に8週間、アプリの利用とオンラインカウンセリング(4回)を併用し。多量飲酒日を減らすことができるかを検証する。同社では今後エビデンスを蓄積し、禁煙、生活習慣改善に続くCureAppの事業におけるパイプラインの一つに位置付けることを目指すとしている。