キュア・アップ、高血圧治療アプリで自治医科大との共同開発・臨床研究を開始

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疾患治療用プログラム医療機器として「治療アプリ®︎」の研究開発から製造販売を事業とするキュア・アップは、2018年6月25日、自治医科大学 内科学講座循環器内科学部門の苅尾七臣教授らと高血圧症に対する 「治療アプリ®」の共同開発、臨床研究を開始することを発表した。

新たに民間法人向けプログラムの提供も開始

医療アプリのイメージ(プレスリリースより)

キュア・アップはともに慶應義塾大学医学部出身の医師である佐竹晃太医師、鈴木晋医師が創業したベンチャーで、医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器の研究開発を旨としている。これまでニコチン依存症の治療、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の治療に資するアプリの開発・臨床研究をそれぞれ慶應義塾大学、東京大学との共同研究で行っており、いずれも現在治験段階にある。

今回同社では、国内の患者人口推定約4300万人、年間医療費も近年1.8兆円あまりで推移している高血圧症に対する取り組みを開始する。苅尾教授らと取り組む臨床研究で、高血圧診療における医療アプリの降圧効果を探索的に検証し、医薬品以外の新たな高血圧治療戦略の創出を目指す。同社では、これまで介入の難しかった患者の意識・習慣や時間帯(院外、在宅・外出時など)も含め、幅広い患者の生活に医療用アプリを通して治療介入し、それぞれの状態に応じた適時適切なフォローを行う仕組みの構築を目指すとしている。

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