「会話型 認知症診断支援システム」世界初の臨床試験へ FRONTEOが治験届提出

 多分野のAI構築ソリューションを展開するFRONTEOは、同社開発の「会話型 認知症診断支援AIシステム」の臨床試験実施と薬事承認取得に向け、PMDA(医薬品医療機器総合機構)に治験届を提出したと発表した。同社によると言語系AI技術を活用したソリューションはどの国においても未承認であり、正式に薬事承認となれば世界初だという。

会話型 認知症診断支援AIシステムとは

FRONTEO社Webサイトにあるサービス説明ページより

 同社が今回治験届を提出した「会話型 認知症診断支援AIシステム」は、同社の基幹技術である言語解析技術「Concept Encorder」を元にしている。同技術は「単語や文書のベクトル化」でヘルスケア領域の自然文を数値化して解析する技術で、臨床現場での患者との会話をテキストデータ化することを前提に応用することを想定しており、患者と医師の5〜10分程度の日常会話を書き起こした上で解析することで、認知機能障害をスクリーニングできるという。慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室専任講師の岸本泰士郎氏が研究代表者を務める「PROMPT」プロジェクトでの共同研究の成果をベースにしたものだ。同社では審査期間が短縮される「先駆け審査指定制度」の適用も申請し、22年にもパソコン用のアプリケーション、スマートフォンアプリでの実用化を目指すとしている。