子育て支援サービスやIoTデバイスを展開するファーストアセントが、ベビーケア用品などを販売するユニ・チャームを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。今後両社は新たな子育て支援サービスの開発に取り組む。
子育て関連サービスのDXを推進
2012年創業のファーストアセントは「子育てのDX=デジタル・トランスフォーメーション」を推進するベビーテック企業を標榜し、育児記録アプリ「パパっと育児@赤ちゃん手帳」や寝かしつけを支援するスマートベッドライト「ainenne」を手がけている。今回、同社がこれまで培ってきた育児ビッグデータをもとにした研究開発が評価され、ユニ・チャームとの資本業務提携に至ったという。今後両社は、ファーストアセントが展開する既存事業の拡大のほか、新たなサービス開発に取り組む。
今回の資本業務提携に関し、ユニチャーム代表取締役の高原豪久氏は「ベビーテック領域の深い知見と斬新な技術を有するファーストアセントとのコラボレーションが、当社のベビーケア事業におけるDXの大きな後押しとなる」とコメントし、ファーストアセント代表取締役の服部伴之氏は「ともに子育て支援のインフラとなるようなサービスを開発し、豊かな子育て環境を構築することを目指す」と述べている。