Googleが、米国内ユーザーの健康に関する情報保護を強化するため、自動削除を含む情報管理のオプションを新たに用意し順次リリースすることを表明した。医療機関に通院したことがわかる位置情報などは自動削除となる。
医療機関などの機微情報となる位置情報は自動削除に
Googleの発表によると、ユーザーの健康に関する情報保護を強化するため、Googleアカウントを持つユーザーが、たとえ自身の位置情報をトラッキングする「ロケーション履歴」機能をオンにしていても、医療機関を含む機微情報と判断される場所に関してはシステムが自動検知し削除するという。今後数週間で実装されるとしている。
また以前からアプリ開発者に対し、そのアプリがユーザーの情報をどのように取得し利用しているかの情報開示を行うよう求め、そのための機能を提供しているが、純正アプリである「GoogleFit」においては、情報開示だけでなく削除を含む管理機能を提供している。さらに、傘下の「Fitbit」のアプリにおいて月経周期を追跡することを選択したユーザーが、そのログを一度に複数削除できるようにするアップデートも行う予定だという。