HealtheeOne、被災した医療機関に無償支援 自社の電子化サービスを提供

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 医療機関の業務効率化、ICT活用を支援する医療ベンチャー「Healthee One」が、先の台風19号による浸水被害を受けたクリニックに対し無償支援することを発表した。災害救助法適用地域内で被災し、紙カルテや資料が被害を受けたクリニックに対し、自社サービスによる電子化支援を行う。

破損や汚損があっても、手作業でデジタルアーカイブ化を支援

 今回の無償支援は、同社の電子化サービス「HealtheeOneスキャン」を無償提供するかたちで行う。具体的には、浸水被害を受けた医療機関の紙カルテ・紙文書・X線写真等を、破損・汚損した場合でもできる限りデジタル保存する。災害救助法の適用を受けた地域内のクリニックが対象となる。同社の代表取締役社長CEOの小柳正和氏は、「当社の本社がある福島県いわき市もこの度の台風で大きな被害を受けましたが、当社のオペレーションセンターは大きな被害もなく通常通り稼働しております。紙文書等に破損や汚損があったとしても、当社のオペレーションセンターにおいて手作業でデジタルアーカイブ化を実施することで継続保管にご利用いただきたいと思います」と述べている。

 なお作業受入可能量に制限があることから、いわき市内をはじめとする近隣地域の医療機関を優先することとしている。

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