サイバーエージェント、順天堂大教授の監修で「自律神経コントロールサポートアプリ」を開発

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2018年8月21日、サイバーエージェントは、順天堂大学との産学共同プロジェクトとして、自律神経のセルフコントロールをサポートするアプリ「CARTE(カルテ)by CyberAgent」を提供開始したと発表した。

順天堂大学医学部総合診療科研究室 小林弘幸教授が監修

「CARTE」は自律神経研究の第一人者である小林弘幸教授(順天堂大学医学部総合診療科研究室)の監修のもと、順天堂大学とサイバーエージェントの産学協同プロジェクトの成果として開発された。自律神経を独自の指標で数値化し、日々の自律神経の状態を手軽に把握することで健康管理に役立てることができるアプリだという。

「CARTE」では、自律神経の活動量とバランスを掛け合わせた独自の指標を“インナーパワー”として数値化。スマートフォンのバックカメラに60秒間指を当てるだけで、ユーザーの脈拍から心拍変動解析に基づいた自律神経の状態を1~100の数値で算出する。また“インナーパワー”の状態に合わせた小林教授オリジナルのエクササイズなど、自律神経向上のためのコンテンツも搭載している。

“インナーパワー”の数値化にあたりサイバーエージェントでは、自律神経や心拍数、体温などの生体情報が取得できる専用センサ「M-BIT」(開発・提供:株式会社人間と科学の研究所)で計測したデータとの相関分析による“自律神経解析エンジン“の検証を行った。この検証実験に基づき、信頼区間を用いた統計的な手法を取り入れ、これまで個別の数値でしか把握できなかった自律神経の活動量とバランスを総合的に評価することが可能になったという。

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