オンライン診療、患者側の希望は初診より再診時が大きく上回る 健保連の受診意識調査

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大期における患者の受診意識についての調査結果を、健康保険組合連合会(健保連)が発表した。オンライン診療への意識に関しては、初診時よりも再診時で利用したいと思う層の方が多いことが分かった。

初診時の利用希望34.9%に対し、再診時は51.1%

 健保連が新型コロナ拡大時の9月に、国民の医療機関へのかかり方、自身の体調や意識などの変化について全国の20代~70代の男女4,623人を対象としたWebアンケート方式による意識調査を実施し、先日調査結果の速報を発表した。その中でオンライン診療に関する意識や希望などを聞いており、それによると、オンライン診療を「とても利用したい」「利用したいと思う」と回答した層を積極的な利用希望としてまとめた場合、初診時での希望が34.8%だったのに対し、再診時での希望は51.1%と大きく上回っていることが分かった。

 調査ではそのほか、受診ニーズが一般的に高い持病ありの人に絞ってオンライン診療の希望を聞いており、初診時、再診時いずれも皮膚系疾患、婦人科系疾患、偏頭痛の持病を持つ人が平均よりもより多く希望していることも判明している。また年代別では、60ー70代の約7割が利用したいと思っていないことも明らかになっている。

外部リンク:健康保険組合連合会 「新型コロナウイルス感染症拡大期における受診意識調査」について (速報版) ※PDF

 

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Posted by Shigeru Kawada