九州大学病院、MedPeerサイト内で新型がん治療薬の副作用対応策を共有

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2017年5月1日、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」は九州大学病院と連携し、九州大学病院が取りまとめる免疫チェックポイント阻害剤(新型がん治療薬)を安全に使用するための副作用対応策に関する情報を、「MedPeer」内で医師会員向けに配信開始したと発表した。

 

多くの症例実績を持つ九州大学の知見をサイト内で配信

オプジーボ(一般名:ニボルマブ)やキイトルーダ(一般名:ペムプロリズマブ)に代表される新型がん治療薬は、患者自身の免疫機能に働きかける画期的な治療法と一部患者への治療効果の高さで注目されている。しかしその一方で従来のがん治療薬とは異なる作用機序であるため、これまでのがん治療薬では想定できなかった副作用が発生しており、既存の副作用対応策だけでは不十分であるという課題がある。この課題に対し、新型がん治療薬を使用した症例実績を数多く持つ九州大学病院では、呼吸器科の中西洋一教授を中心に複数の診療科・職種横断で連携した「免疫チェックポイント阻害薬適正使用委員会(通称 チームiCI)」を設立し、新型がん治療薬に対する実践的な副作用の対応策を取りまとめている。

今回、このチームiCIにおける先進的な取り組みを「MedPeer」のサイト内で公開し、全国の医師が参照できるようにすることで、新型がん治療薬の症例が少ない病院においても、医師がより安全に薬を使用できるよう支援する。

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